━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004/10/ 9発行 ━━ 〃 神秘!不思議!感動! メダカにみる生命の世界 <・ )))≪ 〜絵本「スイミー」によせて〜 ミ Vol.32 逃げるが勝ち−2 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目次 ◆ 1. 逃げて、逃げて、逃げまくる ◆ 2. 群れてみる ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは。みゅーです。 「神秘!不思議!感動! メダカにみる生命の世界」にご登録いただき本当に ありがとうございます。 このメルマガでは、みゅー がメダカを観察していて、「生命って面白いっ!」 と感じたことを、紹介していきます。メダカの写真や顕微鏡画像を見ながら、 生命の世界の面白さや不思議さに触れてみませんか。 レオ・レオニの絵本「スイミー」に沿って、お話しします。実は、スイミーは 生命の不思議に満ち溢れた本でもあるんです。 では、Vol.32 逃げるが勝ち−2 の始まりです。 :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― ◆ 1. 逃げて、逃げて、逃げまくる スイミー レオ・レオニ著 谷川俊太郎訳 第6文 引用 ----- 逃げたのはスイミーだけ。 ----- 引用終わり メダカは泳ぎは下手だというのはVol.11でお話ししました。泳ぎが得意でない メダカは身を守るため「逃げる」ことで生き延びようとします。 早いスピードで敵が近づいてきたときは、敵とは反対の方向に散らばります。 物陰に隠れたり、底の泥に潜るように身をひるがえして沈むこともあります。 このようにして敵をやり過ごし、敵がさったのを確認すると、物陰から出てき ます。 弱い生き物ほど、子供をたくさん産むのですが、メダカも例外ではありません。 雌メダカは一生のうちに1000個もの卵を産むことはVol.13でお話ししました。 弱い魚なので、多くの卵を産んだとしても、生き残るのはほんのわずかです。 ここは人間とは大きく違いますね。 :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― ◆ 2. 群れてみる スイミー レオ・レオニ著 谷川俊太郎訳 第22文 引用 ----- 「みんな一緒に泳ぐんだ。海で一番大きな魚のふりして!」 ----- 引用終わり 学校・・・・というと何を連想されるでしょうか。童謡「めだかの学校」でも 歌われているように、メダカが群れを作っている様子を「学校」という言葉で 表現しています。英語でも群れのことを「Schooling」といいます。メダカの 群れは「Schooling of Medaka」と言うのです。学校=群れなんですね。 どうしてメダカは群れるのでしょうか。弱い物ほど群れを成す、と言いますが、 まさにメダカの場合は弱いので、身を守る1つの手段として群れを作るのです。 群れを作るよい点は、敵から狙われにくくなるということです。メダカを食べ ようと近づいてきた動物も、たくさんメダカがいると、どこを目がけていけば いいのかわからなくなるのです。 いかがでしたか?次回は「逃げるが勝ち−3」です。 ∴------------------------------------------------------------------∵ プティ メダカ クラブ では、みなさんのメダカにまつわる投稿を募集してい ます。楽しい話し、驚いた話し、こんなことあんなことをお待ちしています。 宛先は medaka@ns-it.jp です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 プティ メダカ クラブ 責任者 みゅー URL http://medaka.ns-it.jp/ E-Mail medaka@ns-it.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 参考文献 http://medaka.ns-it.jp/museum/book.html ∴------------------------------------------------------------------∵ このメールマガジンと関連するWebの著作権はみゅーに帰属します。無断転載・ 無断配布は絶対にやめてください。事前にみゅーmedaka@ns-it.jpまでご一報 ください。 掲載された情報は、読者ご自身の責任でご利用ください。万が一トラブルが 発生しましても、みゅーは責任を負いかねます。ご了承ください。 ∴------------------------------------------------------------------∵ このメールマガジンは、まぐまぐ(http://www.mag2.com/)のシステムを利用 して配信しています(マガジンID:0000125895)。 登録・解除は、次のURLよりいつでも可能です。 http://www.mag2.com/m/0000125895.htm 読者のメールアドレスは、発行者にもわからない仕組みになっています。 個別の解除依頼には対応できませんので、ご自身でお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━