メダカのヒレ

各ヒレの名称と役割

メダカの泳ぎ方を見る前に、各ヒレの名前と役割を書きます。

各ヒレの発生

胸ビレ

受精後4日目には、胸ビレの原基ができます。
受精後5日目には、胸ビレは少し大きくなっていますが、まだ血流はありません。
受精後6日目には、胸ビレをかすかに動かせるようになります。
受精後9日目には、胸ビレに血流が認められ、盛んに動かすようになります。

背ビレ・尻ビレ・尾ビレ

受精後5日目には膜ビレが2枚確認できます。後ろの膜ビレから背ビレ、尻ビレ、尾ビレができます。
ふ化直後は尾ビレができる位置に、わずかに軟条ができています。
ふ化後体長が5.5mm位になると、胸ヒレにわずかに軟条ができ始めます。
2枚の膜ビレはまだあります。尾ビレの軟条が増えています。
尾ビレの軟条がほぼ出来上がっています。
尻ビレに軟条ができ始めています。
背ビレ、尻ビレ、尾ビレに軟条ができ、軟条がない部分の膜ビレは消失し、ほぼ分化しています。
胸ビレにも軟条がはっきり見えます。

腹ビレ

受精後5日目には膜ビレが2枚確認できます。ふ化後体長が7.5mm位になると、前の膜ビレを挟むように胸ビレが生じ、膜ビレは消失します。背ビレ、尻ビレ、尾ビレと異なるのは、膜ビレから腹ビレが生じないことです。