撮影こぼれ話し

プロフィール

簡単に自己紹介をします。
ハンドル みゅー  
ペット 猫、メダカ 毎日猫がメダカで玉をとって遊んでもらってます(ちゃんと蓋をしているので大丈夫)。
そしてちょっと油断していると、蓋のないメダカの水槽の水を飲んでます。
趣味? メダカの卵の観察、
プログラミング
 
出身系統 物理・化学系 メダカのイメージが強いせいか、周りは生物系の出身と思っているようです。
物理・化学系とわかると驚かれます。
ちなみに高校時代、生物は大嫌いでした。気持ち悪かったです。
教科書の図を見て毎時間、気を失いそうになってました。
血液型 A型 典型的なA型です。

使用機器

このサイトの写真はどうやって撮っているのかという質問を何通かいただいたので、使用機器を紹介します。
まずは、一番活躍する顕微鏡です。島津製作所の光学顕微鏡です。この顕微鏡には、USBとビデオ出力機能がついているので、画像をパソコンやビデオに取り込めるようになっています。
接眼レンズは10倍、対物レンズは10、40、100、400倍があります。かなりきれいに鮮明に見える、なかなかの優れものです。

次はビデオカメラです。SONYのデジタルビデオを使っています。パソコンに取り込んでもいいのですが、テープのほうが記録密度が高く安いのでこちらを使用しています。

苦労話

卵を観察するとき苦労することは、とにかくよく動くことです。
卵の中では油滴が上になっています。下や横から写したくても膜の中で回転して油滴が上になってしまったりします。発生の初期段階では結構このようなことがあります。
発生の後期段階ではとにかく胚がよく動きます。膜の中でくるくると回転してなかなかシャッターチャンスがなかったりします。いい方向に向いているのでシャッターを切ろうとすると、くるりとよそを向いたりします。
卵が完全に水に浸るようにしないとよく見えないので、たっぷりの水に入れるのですが、この状態はとてもよく揺れます。人が通っても揺れて、自分の鼻息でも揺れます。顕微鏡で見ているので、少しの揺れでも大地震に見えます。工夫すればいいのですが、なんだかめんどくさいので、息を潜めて観察していると、よく酸欠になります。

とても嬉しい話

このサイトの写真が、実教出版社さんの高等学校用生物図説「サイエンスビュー 生物総合資料(生物I・II/理科総合B対応)」に掲載されました。
2003年2月に「インターネットで調べていたら行き着いた、写真を使わせて欲しい」と連絡してこられました。2004年3月末に1冊頂いたのですが、自分の写真が載るというのは嬉しいことです。また、高校生の目に自分の写真が触れるというのも嬉しいことです。撮影にはかなりの根性と時間を費やしてきましたが、やっててよかったな、と思った瞬間でした。

メダカは命の恩人(いや恩魚)

ある夏のことです。朝一番にメダカに餌をやり、他の部屋でプログラミングの仕事を始めたのですが、なかなかよいアイディアが浮かばず、『あーでもない、こーでもない』といろんなところをウロウロ。
こういうときはよく、メダカを見たり、他の動植物の世話をしたりします。時々よいアイディアが浮かぶんです。
この日も、またメダカの水槽の前に来てしまい、メダカを見つめながら一頻り悩んで、部屋の外に出ると、向かいの棟から先輩が青い顔をして、私を探していました。
急いでプログラミングをしていた部屋に戻ってみると、私の机の上に窓ガラスも割れた破片が!!!
どうしてガラスの破片が机にあったかというと、そのとき、上階で建物のリフレッシュ工事をしていたのですが、工事のお兄ちゃんが誤って、ブロックを落としてしまったのです。そのブロックが、足場と外壁にぶつかってバウンドしながら落ち、ちょうど私の横の窓ガラスに当たったのです。
ブロックは窓枠に当たり、外へ落ちたのですが、ガラスは部屋の中へ。
仕事に行き詰らず、メダカを見に行かなかったら、頭の上からガラスをかぶるところでした。そして、運悪くブロックが部屋の中へ入って来ていたら・・・
メダカは私の命の恩人です。だからと言うわけではありませんが、このサイトの写真は全部メダカが生きている状態で撮影しています。恩人は大切に。