━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004/ 5/29発行 ━━ 〃 神秘!不思議!感動! メダカにみる生命の世界 <・ )))≪ 〜絵本「スイミー」によせて〜 ミ Vol.13 次世代を残す ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目次 ◆ 1. 産卵の条件 ◆ 2. 産卵の観察 ◆ 3. メダカ算?? ◆ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは。みゅーです。 「神秘!不思議!感動! メダカにみる生命の世界」にご登録いただき本当に ありがとうございます。 このメルマガでは、みゅー がメダカを観察していて、「生命って面白いっ!」 と感じたことを、紹介していきます。メダカの写真や顕微鏡画像を見ながら、 生命の世界の面白さや不思議さに触れてみませんか。 レオ・レオニの絵本「スイミー」に沿って、お話しします。実は、スイミーは 生命の不思議に満ち溢れた本でもあるんです。 では、Vol.13 次世代を残す の始まりです。 :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― ◆ 1. 産卵の条件 雄と雌がわかったら、やはりさせたいのは産卵ですよね。今回は産卵のさせ方 についてお話します。 餌は普段より多めにやります。1日1〜3回、5分で食べ尽くす量が目安です。 水温は25℃前後にします。 光を14時間以上当てます。 こうすると飢餓状態にあるメダカでも、2週間ほどで産卵するようになります。 4月に入ると自然の状態でも産卵するようになりますが、3つの条件をそろえて やると冬でも産卵しますよ。冬に産卵させたいときは、試してみてください。 :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― ◆ 2. 産卵の観察 メダカは夜明け前に産卵します。また、雌は雄がいないと産卵できません。 このことを利用すると、産卵の観察は簡単にでるんです。 1. 毎日産卵している雌と、元気のいい雄を夜のうちに別々の容器に入れて、 布などを被せておく。 2. 翌朝、雄と雌を同じ容器に入れる。 3. 観察者は隠れて様子を見る。 4. 20〜60分で交尾行動が観察できる。 雄と雌を分けておくのは、産卵をさせないためです。雌は雄がいないと、産卵 できないので、分けておくと交尾することはありません。 布をかけておくのは、水槽内を暗くするためです。布をかけることで、夜明け 前の明るさに保たれます。 ぜひ実際に、産卵の様子を観察してみてください。 産卵・交尾については、機会があれば詳しくお伝えしようと思います。 :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― ◆ 3. メダカ算?? 元気な雌はほとんど毎日卵を産みます。一生の内に産む卵の数は野生の場合は 約1000個、飼育されている場合はもっと多くなります。 1回の産卵では10個ほど産むので、ねずみ算ならぬメダカ算ですね。 「そんなに生まれたら、川はメダカだらけになってしまう」とお思いかもしれ ませんが、実際はすべての卵がふ化できるわけではありません。食べられたり、 途中でカビてしまう卵もいます。後はふ化するだけになっても、ふ化する力が なく、死んでいくメダカもいます。 そして、ふ化してもすべての稚魚が生き残れるわけではありません。食べられ たり、体力のない稚魚は死んでいきます。 自然は厳しいですね。 いかがでしたか?次回は「メダカの誕生−1」です。 :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― ◆ 編集後記 今週はクローゼットの整理をしてみました。久しぶりにクローゼットの奥から 楽器を出して、ケースの蓋を開けて風を通したのですが、なぜか一緒に入れて いたベッコウのピックがボロボロに・・・ インターネットで調べてみると、どうやらベッコウも虫に食われるとか。洋服 も2、3枚食われてました。おかしい。防臭剤を入れているのに・・ みなさんもお気をつけください。 ∴------------------------------------------------------------------∵ プティ メダカ クラブ では、みなさんのメダカにまつわる投稿を募集してい ます。楽しい話し、驚いた話し、こんなことあんなことをお待ちしています。 宛先は medaka@ns-it.jp です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 プティ メダカ クラブ 責任者 みゅー URL http://medaka.ns-it.jp/ E-Mail medaka@ns-it.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 参考文献 http://medaka.ns-it.jp/museum/book.html ∴------------------------------------------------------------------∵ このメールマガジンと関連するWebの著作権はみゅーに帰属します。無断転載・ 無断配布は絶対にやめてください。事前にみゅーmedaka@ns-it.jpまでご一報 ください。 掲載された情報は、読者ご自身の責任でご利用ください。万が一トラブルが 発生しましても、みゅーは責任を負いかねます。ご了承ください。 ∴------------------------------------------------------------------∵ このメールマガジンは、まぐまぐ(http://www.mag2.com/)のシステムを利用 して配信しています(マガジンID:0000125895)。 登録・解除は、次のURLよりいつでも可能です。 http://www.mag2.com/m/0000125895.htm 読者のメールアドレスは、発行者にもわからない仕組みになっています。 個別の解除依頼には対応できませんので、ご自身でお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━