━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 2004/ 2/27発行 ━━ 〃 神秘!不思議!感動! メダカにみる生命の世界 <・ )))≪ 〜絵本「スイミー」によせて〜 ミ Vol.1 海水でもへっちゃら!? ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 目次 ◆ 1. メダカが海で生きていけるわけ ◆ 編集後記 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ みなさん、こんにちは。みゅーです。 「神秘!不思議!感動! メダカにみる生命の世界」にご登録いただき本当に ありがとうございます。 このメルマガでは、みゅー がメダカを観察していて、「生命って面白いっ!」 と感じたことを、紹介していきます。メダカの写真や顕微鏡画像を見ながら、 生命の世界の面白さや不思議さに触れてみませんか。 レオ・レオニの絵本「スイミー」に沿って、お話しします。実は、スイミーは 生命の不思議に満ち溢れた本でもあるんです。 では、Vol.1 海水でもへっちゃら!? の始まりです。 :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― ◆ 1. メダカが海で生きていけるわけ スイミー レオ・レオニ著 谷川俊太郎訳 第1文 引用 ----- 広い海のどこかに、小さな魚のきょうだい達が楽しく暮らしてた。 ----- 引用終わり 「スイミーは海に棲んでいるのか。あれ?でもメダカは川に棲んでるよね。」 と思われたあなた。ごもっともです。確かにメダカは川に棲んでいます。が、 実は海水でも生きていけるんです。 「え〜!」と言う声が聞こえてきそうですが、これは本当。意外ですか?私も 始めは意外でした。メダカは小さいし、とても弱々しいイメージだったので、 驚いてしまいました。 こんな目撃情報もあります。 A氏:「海でメダカが泳いでいたので、採取して海水で飼いながら様子を観察 してるんです。」 一同:「メダカが?!・・・なんで?」 とか、 B氏:「この魚、海水の入ってくる川にいたから、メダカじゃないと思うよ。」 このメルマガでは、私がメダカを観察していて、生命って面白いっ!と感じた 海水でも大丈夫なことを説明すると、驚いていました。あんなに小さいのに、 すごい生命力ですよね。 では、どうしてメダカは海水でも生きていけるのでしょうか。その前に、まず、 川魚と海魚の体の違いについてご説明します。 川魚は川水中のわずかな塩分を体に取り込んで生活しています。大量の川水を 飲み、塩分を吸収した後大量の水を尿として排泄します。塩分を吸収するのが 上手なのが川魚とも言えるでしょう。メダカも同様です。 一方、海魚は大量に体内に入ってくる塩分を体外に出さなければいけません。 そのためエラや腎臓などに塩分を除去する機能を持っているのです。 サケ、ウナギ、アユのように川と海のどちらも大丈夫な魚はこの両方の性質を 持っています。メダカもこれらの魚ほどではないのですが、エラや腎臓が発達 しているのです。いきなり海水に入れると死んでしまうようですが、少しずつ 塩分濃度を上げていけば適応できるんです。川水と海水の混ざり合う河口なら 十分に生きていけるのもうなずけますよね。 いかがでしたか?次回は「お暑いのはお好き?」です。 :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― :― ◆ 編集後記 みなさんはメダカを飼っておられますか?みゅーは飼っているのですが、その 内の1匹が今日死んでしまいました。ペットショップで、エラの近くにコブが できているメダカがいたので癌かと思い、病気の観察をしようしたのです。 死んでしまったし、癌ならもしかすると培養できるかもしれないと思い、コブ を取り除いて顕微鏡で見てみると・・・・・・なんと、ウニュウニュと動いて いるんです。寄生虫でした。あまりの気持ちの悪さに、思わず見入って(?) しまいました。うぇ〜、見るんじゃなかった〜〜! ∴------------------------------------------------------------------∵ プティ メダカ クラブ では、みなさんのメダカにまつわる投稿を募集してい ます。楽しい話し、驚いた話し、こんなことあんなことをお待ちしています。 宛先は medaka@ns-it.jp です。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ 発 行 プティ メダカ クラブ 責任者 みゅー URL http://medaka.ns-it.jp/ E-Mail medaka@ns-it.jp ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━ このメールマガジンと関連するWebの著作権はみゅーに帰属します。無断転載・ 無断配布は絶対にやめてください。事前にみゅーmedaka@ns-it.jpまでご一報 ください。 掲載された情報は、読者ご自身の責任でご利用ください。万が一トラブルが 発生しましても、みゅーは責任を負いかねます。ご了承ください。 ∴------------------------------------------------------------------∵ このメールマガジンは、まぐまぐ(http://www.mag2.com/)のシステムを利用 して配信しています(マガジンID:0000125895)。 登録・解除は、次のURLよりいつでも可能です。 http://www.mag2.com/m/0000125895.htm 読者のメールアドレスは、発行者にもわからない仕組みになっています。 個別の解除依頼には対応できませんので、ご自身でお願いします。 ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━